a_a_a_artのブログ

質素な生活

駄文も駄文。

どうも、僕です。

 

昨日、ランチで近所のお気に入りのカレー屋に行った時のことです。BGMは沖縄のスーパースター(ちょっと小馬鹿にしてます)ことBENIさんのカバーアルバムらしき音楽が流れてました。モンパチの小さな恋の歌とかを英詞でカバーしているようでした。その中でゴスペラーズの「永遠に」のカバーが流れてきました。

 

この「永遠に」には、僕の淡い初恋の思い出があります。たまに出てくる僕の初恋の相手こと佐々木さん(僕とPerfumeの記事参照)との思い出があり、しばしお付き合いいただければと思います。

 

もはや神格化している佐々木さんとの初恋ですが、実は大した思い出という思い出もありません。童貞だった後藤少年は、彼女に話しかける話題もなければ、そもそも勇気も無かったのです。

 

中学1年で初めて出会って、好きな女の子にいじわるしたくなるピュアな後藤少年は、入学して数ヶ月後の体育館での集会の際に、体育座りをしていた佐々木さんに「水玉のパンツが見えてる」と指摘し、「キモい」と嫌がられてしまったのです。お互いにピュアでした。また、この「キモい」に言い得ぬ喜びを感じた後藤少年が、Mに目覚めたの気付いたのは別のお話。

 

そんな後藤少年は、まだ初恋も知らぬまま数ヶ月が過ぎました。その間に、流れで塾が同じだった他校の柔道部の春日さんと付き合い、自然消滅したこともありました。安藤美姫さんに似ていた覚えがありますが、たぶん美化してるんでしょう。高校に入って、塾の近くの西友でそれらしき女の子を見かけたのですが、柔道を熱心に練習したんでしょう、体型がエヴァンゲリオンみたいになってました。

 

佐々木さんを意識し始めたのはいつからだったか、はっきりとは自分でもわかりません。気付くと、佐々木さんと同じ班になれなかったことを悔しく思ったり、バレー部で練習してる佐々木さんにかっこいいところを見せたいとバレー部近くだけちょっとスピードを上げて走ったり。「キモい」と呼ばれてから、佐々木さんを傷つけてしまった罪悪感からか、特に話をした覚えもありません。ただ、気付いた時には初恋だったのです。

 

特に佐々木さんと近くイベントもないまま、2年生になりました。クラス替えがあり、佐々木さんとまた同じクラスになりました。この頃には佐々木さんが好きでたまらなくなっていました。仲のいい友達にもそのことを話すようになっていたと思います。

 

そんな新しいクラスで、委員会を決めることになりました。僕は1年のときは前期、後期と文化委員会に所属していたので、今回も立候補したのですが、女子の立候補がなんと、佐々木さんだったのです。

 

当時は舞い上がりましたよね。文化委員会は合唱コンクールを仕切ったり、お昼の放送を担当したりするのですが、実はこのお昼の放送の際には放送室に2人きりになるのです。1年の頃は宮村さん?だかと一緒だったんですけど、大して興味のない女子とでもドキドキしてたのに、佐々木さんと一緒なんてどうすればいいんだ!って感じでした。周りの友達にも散々からかわれましたね。

 

放送の担当は2週間に1回程度だったと思うんですけど、特に誰かから希望がなければ文化委員会の担当者がCDを持参します。毎回、佐々木さんにメールで「流したいCDある?」と聞くと、後藤くんに任せると言われていました。本当はなんて事のないメールを続けたかったのですが、何を話していいのかわからず、そのまま放送担当日を迎えてメールは終わっていたと思います。

 

当時、BUMP OF CHICKENBEAT CRUSADERSマキシマムザホルモンを聞いていたのですが、こんなん知ってる俺かっこいい状態だったんで、CDを持参し、ちょっと気取ってました。佐々木さんからCDに対するコメントは一切なかったんで、興味はなかったようですが。

 

そんな僕もうっかりCDを忘れることもあり、その際には放送室にあるCDを流すことになります。CDのレパートリーといえば、運動会で流すようなインスト曲に、合唱コンクールで歌うような合唱曲しかありません。

 

その中に、昔誰かが忘れていったと思われる、ゴスペラーズの「永遠に」のシングルがありました。文化委員会の担当者はCDを忘れると、みんなゴスペラーズの「永遠に」をリピート再生するので、僕の出身中学の同世代は、このシングルのカップリング曲まで歌えると思います。かなり高頻度で「永遠に」がお昼の放送で流れてました。

 

佐々木さんと2人で放送室で話した内容は、頑張って思い出そうとしても、本当に緊張していたんでしょう、何も思い出せません。ただ、とにかく嬉しかったのは覚えています。

 

2年の後期、文化委員会の女子の立候補ですが、レゲエ曲を流したいという理由だけで、ヤンキークソ女の次藤さんが手を挙げました。佐々木さんが立候補してくれる保証はなかったのですが、心底がっかりしました。殺してやろうかと思いました。僕の、小さな幸せを、神様が、次藤が奪ったのです。

 

それから、僕の放送室は地獄と化しました。次藤だけじゃなく、そのダチまで連れてきて、溜まり場となってしまったのです。僕はヤンキーともうまく付き合っていたタイプなのでいじめられたりとかは一切なかったのですが、湘南乃風やファイアーボールばかり流れてる放送室は苦痛でした。未だにレゲエに苦手意識があるのはそのせいです。

 

それから数ヶ月、次藤は文化委員会に飽きました。放送室以外にも仕事があるので当然っちゃ当然の結果です。

 

僕は担任の下里先生に次藤をクビにするよう相談に行きました。

 

すーぐ通りました。

 

それどころか、下里先生は文化委員会の経験のある佐々木さんに声をかけてくれたのです!しかも、佐々木さんは快諾してくれたらしく、また僕のエデン、シャングリラ、桃源郷の放送室が帰ってきました。

 

いや、これもまた何にも覚えていないのですが。

 

放送室で佐々木さんとの距離は縮まっていたのか、今の僕にも分かりませんが、3年生になり彼女と別のクラスになってしまいました。

 

そこからは一切話した覚えはなく、高校も同じだったのですが、3年間別のクラスでした。

 

高校では、佐々木さんは学年の3大美女と呼ばれていました。進学校だったのもあり、あまり美人がいなかったため(すごく失礼だし進学校関係ない気もしますね。)、中学ではそこまで陽の目を浴びなかった佐々木さんが、大衆の目に晒されることとなったのです。

 

僕とPerfumeの中にも書いたように、佐々木さんはラグビー部の地味な男子と付き合いました。僕は諦めきれないまま、何もないまま、ずっと引きずって、おっぱい触りたいがために林さんと付き合いました。

 

これが僕の初恋です。

 

まぁ何が言いたいかって、そんな高校生の頃によく見てた里美ゆりあさんが朝のニュースで強盗にあった、ってニュースを見たんですよ。相変わらず綺麗でしたけど、やっぱちょっと歳とってましたね。あと、鬼いいマンション住んでました。

 

いや、これ前説としてワンルームホラー始めるつもりだったんですけど、長くなりすぎたんで別にします。次回、水回りには霊的なものが集まりやすいと言いますが、お風呂場で僕の経験した不思議体験のお話です。アデュー。