a_a_a_artのブログ

質素な生活

ワンルーム・怪奇・ディスコ

どうも、僕です。

 

最近はビーチのナンパものにハマってます。なんなら、動画を見ながら自分がその中に入り込むために、ちょっとナンパ師の喋りを真似します。一人、暗い部屋で「お姉さんマジ可愛いじゃん!」とか呟いている模様は、もはやホラーです。

 

ああいうビーチものの撮影ってどうしてるんでしょうね。遭遇したらAVの撮影じゃね?とか気付きそうだな、って思うんですけど。あと、遭遇したとき、勃起しないか心配ですよね。海パンだと絶対バレるじゃ無いですか。

 

昔、グラドルにインタビューしてて、小島よしおのリトル小島がオッパッピーしてた事件とかありましたけど、逆にいつも勃起我慢してると思うとあの人すごいですよね。僕なんか、ぼんやりデスクワークしてたら、自然とオッパッピーしてることたまにありますもん。

 

ではでは、そんな、下半身敏感な僕の話です。

 

 

僕の部屋には、いくつか謎のシミがあります。

 

 

1つはキッチンの横の壁に、1つは寝室に使っている部屋の天井に、1つは部屋に通じる廊下部分に。それぞれ、キッチンのシミはかなり大きく、直径で表すと15センチ弱の歪な楕円形に、天井のシミは10センチ弱?(天井なので正直、正確な大きさが測れないのです)が2箇所。廊下部分には横長の10センチ程度のシミです。

 

どのシミも、場所は全く違えど、不思議なことに全く同じ色味をしています。

 

薄茶色く、キッチンのものは油か何か跳ねたか、こぼしたんだろうと思いました。天井については何か、上の階から漏れ出したのか、若干強引ですが納得できます。ただ、どうも廊下のシミだけは理由がつかないのです。

 

僕は前回書いたように、人気のマンションだったため、入居の前に内見ができず、入居して初めて室内を見た状況だったので、事前にそのシミを知ることはありませんでした。退去時にハウスクリーニング代が一律発生することは契約時に知っていたので、そんなひどい汚れは無いだろうと思っていたので少し驚きました。そのシミは前の住人の退去時にも相当落とす努力はされていたはずであり、相当しつこいシミのようです。

 

不思議なことに、住んでいて10階建の7階の僕の部屋でもちろん雨漏りはありませんし、キッチンで揚げ物をした際、壁に跳ねた油のシミは拭くとそこまでべったりとしたシミになりませんでした。色味も少し違うような気がしました。

 

ただ、シミがあるから何かできるわけではなく、どうせ退去時のハウスクリーニング代も入っているので、特段管理会社に伝えることもせず、しばらく経ちました。

 

 

夏の暑い日、僕は隣駅の安里駅の居酒屋を何軒かハシゴして帰ってきました。それなりに酩酊し、帰ってきた時間もどうやって帰ってきたかも覚えていません。家に着くなり、ベッドで倒れるように寝たようです。かなり暑い日、汗で身体が若干ベタつくことが気になりましたが、気持ち悪さには勝てず、そのまま寝てしまいました。

 

朝、吐き気で目が覚めてトイレに駆け込むと、掌に違和感を覚えました。

 

何か、痛い。

 

右の掌を見ると、ザッと擦ったような傷があり、血が広がって乾いていました。右の肘の部分も少し擦っていました。

 

二日酔いの頭をフル回転させ、帰り道にふらついた足でコケ、とっさに右手をついたことを思い出しました。そのまま、道にちょっと吐いたことも思い出しました。

 

トイレで吐いた後、シャワーを浴び、その血と汗を流して、水道水を飲もうとキッチンに向かいました。まだまだ二日酔いは覚めず、キッチンでふらつき、思わず右手を壁につきました。右の掌の傷はそこそこ深く、まだ癒えておらず、痛さを覚えました。

 

コップに何杯かの水を飲み干して、またベッドに倒れ込みました。普段怪我をしないので、うちには絆創膏がなく、ベッドに血がつかないよう、掌は上に向けて寝ました。エッチな夢が見れるといいなぁ、と色んな女の裸を妄想して、そのまま寝落ちました。

 

 

夢の中で、僕は鏡を覗いていました。鏡の中の僕の黒い瞳の中に、僕が写っていました。その隣には、誰かが写っていたような気がしました。それが、自分の部屋の洗面台だと気付いて、僕はハッと目を覚ましました。

 

 

水を飲もうとキッチンに向かうと、先ほど壁に手をついた辺りに、血がついていました。それは3センチほどのシミになっていました。

 

その、すぐ下辺りには元々あった薄茶色のシミがあったのですが、僕の血のシミと、全く同じ色味をしていました。